書評

【書評・感想】『いかにして問題をとくか』

どうも、書い人です。

今回は今から60年以上前(戦後まもないころ)に出版され、改訂を続けている名著、『いかにして問題をとくか』 G. ポリア (著) 柿内 賢信 (訳) を紹介したいと思います。

問題の解き方、その考え方を学ぶ本

難易度はそれなりに高めです。

そもそも古い本なので、やや文章が硬かったり、現代ではいまいち意味のわからない言葉が出てきたりします。

少々、読みづらいとは断言できます。

数学をメインに『問題の解き方』について考える(考えさせる)本なので、数学ができているに越したことはありませんが、それが前提ではありません。

非常に広範な、汎用(はんよう)的な問題への取り組み方を考えさせられる本になっています。

一通り、読んでおいてほしい

別に強制ではありませんが、このブログを読んでいる15歳以上くらいの方には是非とも一読してもらいたいですね。

正直、一読した程度では分からないと思います。

それだけで理解できた人は、そもそも本書を読む必要がないくらい頭の良い人なのでしょう。

基本的に難しいので、気長に読むことをおすすめします。

なんとなくわかった気になったら、巻末近くにある『問題』を解いてみてください(20問あります)。

書い人は全く、自力では解けませんでした。

せっかちですぐ答えをみてしまうというのもありますが。

「シカクいアタマをマルくする。」ではありませんが、だいたいそんな感じです。

複雑な数式を解くわけではなく、どれだけ頭をやわらくできるか、みたいな本です。

本来、人間ってここまで柔軟な発想ができるんだなあ、と驚きます。

全然具体的に感想を書かないのは、本書がどこまでも具体的に書かれているから、だと思います。

具体的な学勉の暇を見つけては、齧(かじ)りつくように読んでください。

具体的な読み解き方

これだけでは本の紹介としては不親切な気がするので、購入して読もうか悩んでいる人に向けて後押しするような文章を書きたいと思います。

とりあえず、この本は考える((主に数学的な)問題を解く)ことについて考えた本なので、全部理解できたからと言って難解な方程式を即座に解けるようにはなりません。

問題を解く、という行為全体に大して橋頭堡(きょうとうほ、足がかり)を作るような本だと思ってください。

書い人もまだまだ勉強中ですが、問題の難易度が上がれば上がるほど、この本を読んだ経験が効果的に働くと思っています。

わかるまで、いやわかった後でも無論、いくら読み返しても良いはずです。

偉そうなことをいえるほど、書い人もまだ理解しきれておらず勉強中ですが、とりあえず内容は入っています。

人生の問題は必ずしも数学的に解けるわけではありませんが、その内の数学的に解(ほど)けそうな問題くらいはもっと楽にできるようになると思います。

繰り返し言いますが、読破難易度は難しめです。

数式よりも文章による説明が非常に多いですが、わからない部分は飛ばし序文の説明をしっかり読む、などを重視しても良いかもしれません。

訳が古く、そもそも意味がよくわからない、という部分も若干あるはずなので、本当にお手上げになったら本書だけではなく、わからない部分をグーグル検索にかけたりするのも良い方法です。

とにかく長ーい、文章説明が多いです。

考え抜く力を要するので、ある程度人生に余裕のある人向けかもしれません。

反面複雑な数学的公式や数式が並ぶことはありません。

ちなみに、書い人は81ページの問題3『体積が63立方センチメートルで表面積が102平方センチメートルである正方形の底面をもつ直角柱の高さ及び幅を求めよ』で悩みました。

これ、単に幾何学(きかがく、図形学?)の知識不足が問題なんじゃないのかな……。具体的な解き方までは載っていないみたいだし。

あ、これ載(の)っていないんだ……ということに気づくのも大事かもしれません。要するに、それを解くまでの考え方を示すものでしょうし。